こんにちは、勝山店の常務です!
暑い日が続きますが…張り切って乗り越えましょうー!

ところで昨日、家族のお見舞いのために病院へ行ったら、病院の駐車場にて思わぬクルマのトラブルと出会いました。
クルマでぶおーんと駐車場へ入ると…なにやら古い軽トラックを手で押そうとしている人がいます???
話を聞いてみると、軽トラックのエンジンがかからなくなってしまったようです。

運転席に乗っていた若い男性の方が一生懸命キーをひねっていたのですが、「キュキュ………」と頼りない音がするだけで、エンジンがかからない!
バッテリー上がりかな?セルモーターの故障かな?
するとその隣で、年配の女性の方が「押しがけをしよう、押しがけをしよう」と言っておられます。
ふむふむ、押しがけか…。

解説しよう!「押しがけ」とは!?
クルマの緊急時におけるテクニックの一つで、セルモーターが回らなくてエンジンがかからないとき、人力でクルマを押すことでエンジンをかけるという荒技なのダ!

若い男性の方は「押しがけ」のやり方をご存じなかったようなのですが、僕は分かるので「やりますよ!」と言って、運転席に乗り込みました。
ちょっとしたコツがあるので、慣れてないとちょっと難しいんです。
さっそく皆で軽トラックを後ろから押してもらい、押しがけにチャレンジ!
ドルン…ドルン…ドルルルルルルン!
おおー、見事にエンジンがかかりましたよ!(^^)
良かった良かった。

故障の原因によっては、この技でエンジンがかかるときと、かからないときがあります。
また、この技はマニュアルトランスミッション(MT)のクルマでしか使えません。
最近のクルマはほとんどがオートマなので…若い人がやり方を知らなくても仕方ないですね(^^;)

そんなわけで、現在は絶滅しつつある「押しがけ」というテクニックのご紹介でした!(笑)
原因がバッテリーの場合はしばらくエンジンをかけておけば充電されますが、原因がセルモーターだとクルマ屋さんでモーターを交換しないと直りません。
皆さんがこういう事態になったときは、出来ればエンジンを切らずにクルマ屋さんまで行って、点検してもらってくださいね!